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    労働組合って必要?」

第4回 「そもそも、
労働組合って必要?」

中執のミタ

登場人物

登場人物

登場人物は想像上の存在です。類似する実在の人物への誹謗中傷等はお止めくださいますようお願い申し上げます。

ミタ:
コモリさん、俺、最近悩んでることがあるんすよ。
コモリ:
え、まだガッキー引きずってるの?
ミタ:
なわけないじゃないですか。もうガッキーの時代じゃないです。
コモリ:
お前いま絶対だれか敵に回したぞ。じゃあ今は誰の時代なんだよ。
???:
小泉今日子。
ミタ:
やっぱ時代は我が石川県の生んだ絶対エース浜辺美波ですよ。
コモリ:
・・・いま誰かいなかった?
ミタ:
浜辺さんのCMも最高ですわ。組合費もd払いでいいですか?
コモリ:
いやこっちの話聞いてる?
ミタ:
それで、俺が悩んでるのはですね、組合ってなんのためにあるんだろう、ってことなんですよ。もうこれが気になって夜しか寝れません。
コモリ:
パワープレイが過ぎる。だいたい夜寝られれば十分だろ!
ミタ:
学生時代は昼も夜も寝れたのに・・・。
コモリ:
ほんとに大学出た?
ミタ:
やだなあ、保育園時代の話ですよ。小森さんお昼寝の時間なかったんですか?
コモリ:
・・・は?

労働組合のこれまで

労働組合のこれまで

ミタ:
そういえば、そもそも労働組合っていつからあるんですか?
コモリ:
労働運動のはじまりは18世紀のイギリス産業革命とともにある。機械による大量生産が生まれたことで、「雇われて働く人」が大量に発生したからね。「雇う側」は労働条件を過酷にすればするほどもうかるから、労働者側が結束して戦うのは自然の成り行きだよね。
???:
ちなみにですね、日本の労働運動は日清・日露戦争ごろの1900年前後に始まってるんですよねぇ。でもここから戦前までの労働運動は社会主義・共産主義的な色合いが強く、厳しい弾圧を受け続けたんですねぇ。なんといっても共産主義は、当時戦争の相手だった中国の思想なんで。
ミタ:
なるほど。勉強になります。
コモリ:
いや、なぜか自然に受け入れている感じになっているけど、誰?
???:
天の声、長野県在住の49歳です。よろしくお願いします。いや、よろしくお願いしまああああす!
コモリ:
まずい、情報量が多すぎて脳が理解を拒否している。いや、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・。
ミタ:
やっぱり労働組合って、「闘争」とか「スト」ってイメージもありますよね。
天の声:
戦後しばらくの労使関係は、やっぱりあれですねぇ、「労」と「使」がいまほど対等でなかったでしょうし、景気が悪ければ会社は雇用調整や合理化をして、組合はそれに数の力で対抗する、っていうことになるんですね。1956年が有名な「もはや戦後ではない」の経済白書が出された年なんですけども、このすぐ後の1959年に、「三井三池争議」が起きるんですねぇ。
ミタ:
三井三池争議? コモリさん、知ってます?
コモリ:
いや、冷静になろう。誰が言ったかではなく何を言ったかが大事だ。ゴホン、三井三池争議は、まさに「闘争至上主義」の敗北のきっかけかもしれないな。三井三池炭鉱は、福岡県から熊本県あたりに広がっていた大きな炭鉱だ。エネルギーの主力が石炭から石油に代わるにつれて、石炭需要が落ち込んで、会社は人員削減・指名解雇を行うことになる。これに対して、三池労組が300日以上に及ぶストライキを行ったのが三井三池争議だ。
ミタ:
300日?! 1年も休みって最高じゃないすか。
コモリ:
給料が出ればな。この間、三池労組の組合員はほかの組合からのカンパ金で生活をしていたわけだが、カンパだってずっと続くわけじゃないし、どんどん生活が厳しくなって、内部分裂して組合員同士で抗争も始まってしまった。警察とも衝突し、最終的には中央労働委員会のあっせんで、三池労組側にとても不利な内容で決着することになった。
ミタ:
ストライキ300日の意味よ!
天の声:
この「教訓」がですね、企業の本質的な課題への対応は闘争では解決できない、という前提に立ち、労使協議によって問題解決を行う、という現在の労使関係への歩みにつながってるってことなんですねぇ。
コモリ:
ええとこで入ってくるやん。
天の声:
いやあそれほどでも。
コモリ:
いや褒めてませんから。

いま、労働組合の存在意義ってなんなのか、という話

ミタ:
するってえと何かい? 近頃の組合ってのは、結局何をやってるってわけなんだい?
コモリ:
まずそのエセ江戸っ子弁をやめろ。会社と組合は最終的な目的は「会社の発展」ということで同じで、その利益配分のところで利害が対立する、って話はなんとなく分かる?
ミタ:
そうですね。会社が発展して利益を出すことがまず第一にあって、その結果としての利益をどう分配するか、ということですよね。
コモリ:
それが春闘だし、賃上げとか一時金水準の交渉っていうことだよね。それから会社の利益は第一だけども、それによって不当に労働者の権利や生活が脅かされるようなことがあれば、きちんと話し合わなければいけないよね。これは個人対組織だと難しい。
ミタ:
そりゃそうですね。
天の声:
あとは会社が「よい職場」であるために、労働組合の果たす役割があるということですかねぇ。
ミタ:
「よい職場」ってなんですか?
天の声:
なんだと思いますか?
ミタ:
え、私にとってはやっぱあれですね、あのー
天の声:
お金がたくさんもらえる職場っていいですよね。
ミタ:
え? あ、はい。そう思います。
天の声:
あとやっぱり業務負荷ね。業務負荷が高すぎるのは良くない。
ミタ:
あ、はい。そう思います。
天の声:
他には?
ミタ:
他? えーと、あれですね。あのー
天の声:
やっぱり信頼できる仲間がいるっていうのもいいですよね。
ミタ:
あ、はい。
コモリ:
(あのミタが押されているとは・・・。天の声・・・やるな・・・)

photo

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天の声:
というようにいろいろありますが、「よい職場」であるためには、「①安定・安心して働ける」「②自分の意見を自由に発信できる」「③仕事に誇りを持てる」「④頑張る人が報われる」、このあたりが大事、ですよね。
ミタ:
あ、はい。
天の声:
それって自分ひとりで実現できますか、ということなんですね。
ミタ:
そういう職場を作るのは会社の役割じゃないんですか。人事部とか。
天の声:
会社の役割でもありますねぇ。あるいは働く一人ひとりそれぞれがやるべきことでもある。けど、一人の力や、企業組織だけの力では不十分、ともいえるわけですね。
コモリ:
そこに企業組織と対になる労働組合の目的と役割がある。会社の作る制度が正しく運用されているのか、働く環境の変化に会社は対応できているのか、会社の政策は現場の実態と合っているのか、不正なことがなされていないか、「中の人」である組合員からの「チェック」が正しく機能することが、よい職場を作り、会社の発展につながり、最終的な結果として利益の分配としての一時金や賃金に返ってくる、ということになる。
ミタ:
てことはですよ、組合自体が世の中とか、会社の中のことを正しく理解していないとダメってことですよね。時代に合わせて変わっていく必要があるというか。
コモリ:
そらそうよ。
天の声:
そりゃそうですよ。
ミタ:
だから結論は、やっぱもうガッキーの時代じゃないってことですよね。
コモリ:
未練タラタラじゃねえか!
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