日清製粉労働組合

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ニッスイアドベンチャークラブ×日清製粉労働組合

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ニッスイアドベンチャークラブ×日清製粉労働組合

ニッスイアドベンチャークラブ×日清製粉労働組合ニッスイアドベンチャークラブ×日清製粉労働組合

組合員にとって、労働組合とは

組合員が「お客様化」している?

松本:
今日はよろしくお願いします。今回は、「労働組合は組合員にとってどういう存在か」というテーマでお話しできたらと思います。最近では組合員が全員一丸となった活動が少なくなっていく中で組合員の皆さんの意識の中にどうやって存在していくのか、春闘のときだけ現れる人たちでいいのかな、ということを考えています。以前、NAC(ニッスイ・アドベンチャー・クラブ)さんの課題意識として「組合員のお客様化」が進行しているとお聞きしました、これはどういうことなんでしょう。
天野:
NACでは、国際経済労働研究所にお願いをして、5年に1回を目安に「働きがい調査」アンケートをやっています。「組合員のお客様化」というのは2020年のアンケート結果で見られた傾向ですね。
仲:
アンケ-トの中では、2015年の調査よりも組合のありがたみや恩恵を感じているという組合評価が上がっていた一方で、自分が組合役員として活動したいという項目は下がっていました。つまり、本部や支部の活動の恩恵はありがたく享受するけど、自分から積極的に組合活動に関与したくないと意識の組合員が増えたということで、研究所によるアンケートの分析結果で、「お客様化」という言葉が出てきました。
山下:
なるほど。どういう点をありがたいと思っているか、なぜ組合活動をやりたくないか、といったことはわかるんでしょうか。
上城:
それこそ春闘であったり、各種労使協議で注目が高い福利厚生や人事制度などに関して組合からの要望を通すことができているところであったり、交流イベント実施などについて、ありがたいと思われているのかなと考えています。一方で、自分の仕事と組合活動を並行しなければならないため、仕事が忙しい中で周りを巻き込んで組合活動を率先して進めることを敬遠しているという印象ですね。
  • インタビュー
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島津:
そうなんですね。日清労組も組合役員のなり手不足の問題を抱えていて、コロナ以降は交流イベントも開催できず、春闘オルグもWEBで実施していることで、特に若手の社員の方が組合活動に参加している実感が薄くなっているのも原因の一つじゃないかと思っています。直接話をしても組合活動って何をしているのかあまりイメージを持っていないという組合員もいましたね。日清製粉労組ではお客様化っていう言葉が正しいかはわかりませんけど、組合活動への参加というのは課題だと思っています。。
天野:なので、我々はみんな組合の一員なんだからみんなで一緒になってやるんだよ、お客さんじゃないよ、っていうこと、あえて「お客様化が進んでいるからみんなで活動していこう」という点を伝えながら活動しているところです。

エンゲージメントをジブンゴトにするために
「知る」

松本:
お客様化への対策の一つは、組合のことを知ってもらう活動、広報宣伝活動などが考えられると思いますが、具体的にNACさんとしての対策を伺えますか。
天野:
NACは組合員から「組合や専従・支部役員は声を聞いてくれる」っていう評価はすごく上がっているんですよ。何かあったときには支部・本部に相談する、という組合の重要な役割は少しずつ認識され始めているのかなと。
仲:
あとは、エンゲージメントをいかに自分事にしてもらうかということで、ビジョンをブラッシュアップして、「エンゲージ浸透活動」を進めています。その活動を進める中で、イベントや広報活動、各支部での労使協議会の旗振り役を担ってもらう「エンゲージ浸透担当」というポジションを各支部に設置しています。実際、19支部のエンゲージ浸透担当でミーティングをして、横の繋がりを作りながら来年度どういう方向性で支部の活動を進めていくべきか、といったことも話し合う機会を作りました。

インタビュー(NAC発行の「ビジョンカード」。エンゲージ活動の浸透に向けて作成)

島津:
活動のテーマはどのようなことになりますか?
仲:
今年度は「知る」を軸に、「本音を知る」「仲間を知る」「会社を知る」という3つをテーマにしています。まずは興味のある部分で、組合活動に参加してもらおうという考えです。一例として、我々は年に3回本部が支部にオルグに行くのですが、そこの支部に行くたびに1日その事業所に滞在して、相談を受け付ける「何でも相談日」を実施しています。相談があれば自由に来てください、事前にもし何かあれば言ってくださいね、みたいな感じで「本音を知る」活動を行っていますね。
松本:
「なんでも相談日」、NACさんからお話を伺ってから、日清労組ではWEB上で行っています。すみません、著作権侵害で・・・。
天野:
全然オッケーですよ。まだ商標登録していないので。(笑)
松本:
よかったです(笑) 開始したのは今年の1月からで、だいたい月に1-2人くらい来てくれていますね。正直、はじめたときは「本当に誰か来るんだろうか」って思っていましたけど、少しずつでも活用してもらえてありがたいです。
天野:
その気持ち、すごくわかります。最初我々もそうでした。
松本:
このような活動を活用してもらえると、その人の中で身近な存在になっていくのかなっていう気がして、こういうことはもう少しやっていけたらいいなと思ってはいるんです。実際、島津くんも9月から専従になったばっかりですが、支部にいた時と本部に来てからでは感じ方は違いますか。
島津:
そうですね。支部の役員の場合は、先輩後輩だったりしてある程度身近に感じたりはするんですけど、本部に対しては支部役員をやっていたときですら、壁を感じていたかもしれません。
稲井:
よく壁があるというのは言われますよね。
島津:
こっち側に回ってみると、どうやったらその壁を打ち破れるのかをすごい考える日々で、そういった意味では「なんでも相談日」など直接やり取りできる活動は、活かしていきたいという思いはありますね。どうしても本部が日々やり取りするのは支部役員が多くて、直接他の組合員の方と話せる機会って少ないじゃないですか。なんとか思っていることを言ってもらったり、もっと身近な存在に感じてもらったりするにはどうすればいいんだろうっていうのは悩んでいます。
松本:
それはそうですよね。この機関誌のアンケートも、リアルではないけど、少しでもコミュニケーションが取れるようにしたいと思ってやっているけど、本当に少しずつという感じですね。先ほど天野さんが壁があると言われるっておっしゃったのは、支部の役員というよりは役員ではない組合員の方からですか。
島津:
支部の役員でさえも壁があるように感じている人はいるみたいで、こっちが思っている以上に、そういう雰囲気や存在になってしまっているのかなっていうのは心配しています。というのも、この3月から専従になった本部執行委員の乙脇は、昨年まで数年間、東京本社の支部の役員をやっていました。そんな彼女ですら、本部に壁を感じていたということをしきりに言うんですね。東京にいる支部の役員にさえそう思われてしまっていたんだなってことを真摯に受け止めています。細かい話ですけど、議案書だとか広報紙の最後に本部の場所を記載したり、本部の入り口にホワイトボードで看板を作って、在籍者の名前をネームプレートで貼ったりしています。知っている人が部屋にいたら入りやすいとかあるじゃないですか。
松本:
たしかに。僕らはそもそも本部が会社の中にないので、どこにいるのかわからないっていうのは、すごく言われます。それで言うと、もっと細かい話ですけど、Outlookって顔写真をつけられるので、本部の役員は全員顔写真つけてもらうようにしています。
天野:
それ、いいですね。
松本:
メールなどオンライン上でのやりとりが多いですし、WEB会議するときに、少なくとも本部の役員はアイコンに顔が出るようにっていうのはやってもらっていますね。メールとか電話とかばかりになりがちなので、少しでも顔が見えるコミュニケーションになればいいなと。
稲井:
定期的に写真を変えて話題になれば、それがきっかけで見てもらえたりしそうですよね。
松本:
「山下、なつのすがた」「山下、ふゆのすがた」みたいな感じですか(笑)
天野:
山下さん、髪が短いときと長いときで印象違いますもんね。
山下:
支部訪問でもたまに言われます。
松本:
まあそれは置いといて、他にもTeamsを活用しだしてからは、他の支部が何をしているのか見えるように提出物なんかもTeams上でやり取りをするようにしています。あとは、本当は雑談スレッドみたいなのを情報交換とか支部同士でやってもらえたらいいなと思ってはいますが、なかなかそこまでには至っていませんね。
稲井:
そのあたりは、我々もやりたいとは思っているんですが、まだ出来ていないところですね。
山下:
ちょっと話それちゃいましたね、他にはどういったことをなさっていますか。
上城:
たとえばオンラインで、改めて自分のことを知ろうよっていうようなキャリアセミナーであったり、会社を知るための活動として、リレー形式で各支部それぞれのおすすめ商品を紹介するような活動を実施したりしています。工場だったら自分の所属している工場で作っているものとかをアピールしたり、営業は自分が売っている商品を案内して、管理部門でも自分が好きな商品を紹介したりとか。
仲:
また海外に興味のある国内の組合員と、現在実際に海外にいる駐在員とを結びつけるような情報交換会もやりました。今まで話していた中でこの活動が一番面白かったかもしれませんね。

インタビュー

松本:
それは確かに面白そうです! そもそも、テーマが「知る」ってことでしたけど、なんで「知る」にされたんでしょう。
上城:
この活動は今2年目なんですけど、1年目にミーティングをした際、隣の人が何やっているか知らないとか、他の事業所・支部が何やっているか知らないとか、会社の方針を知らないっていう声が想像以上に多かったんですね。
天野:
愛着心を持とうとか言っても、知らないことに愛情も注げないし興味関心もわかないということで、まず、いろいろなことを「知る」ことが、エンゲージを高めていくきっかけになるかなということで、本部と支部で話し合いながらスタートしたっていうところですかね。
松本:
会社のエンゲージメント調査とは連動しているんですか?
天野:
2022年1月に会社がエンゲージメントサーベイを実施したので、実はエンゲージについては組合の方が早くから取り組んでいました。エンゲージメントの大切さみたいなのが昨今のトレンドですが、会社と方向性は一緒だと思っていて。そこはお互いの情報を共有しながら、会社にとっても組合にとっても、エンゲージメントを上げていい会社にしていければいいよねっていうのは、都度話をしながら進めています。
松本:
そもそもエンゲージは会社が取り組む前から始めていたということですけど、組合としてエンゲージメントに注目しなきゃいけないと思われたきっかけは何かありましたか。
  • インタビュー
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天野:
先ほどの組合離れみたいな話が出たのが、2015年の働きがい調査だったんです。その当時に、やりがいだとか働きがい、そういったところが今後会社の人事・労務部門だけじゃなく組合活動としてもキーワードになっていくだろうと考えて、エンゲージっていう言葉をビジョンに掲げました。様々な組合活動ありますけど、一つひとつちゃんと積み上げていけば結果、エンゲージメントが上昇していくだろうというのが当時の考えだったんです。御社ではどうですか?
山下:
日清製粉では、3年前に1度、そして今年とサーベイが行われて、職場ごと、事業所ごとでの課題は見えてきたみたいなので、そこに対して、分析調査したものをフィードバックして、改善に繋げていきたいというような状況です。3年前と比べても、今年はアクションに繋げようかなっていうところは見えてきているのかなと思いますね。

「キャリアの不安」が今後のテーマになっていく

松本:
先ほどのお話の中で、キャリアに関するセミナーがありましたよね。我々がアンケートのなかで「退職を考えたことありますか。」と聞いたときに、考えたことがある方の理由として、「将来のキャリアに対する不安」がかなり上位だったんですよね。我々に人事権はないけど、なにかしなければと感じています。将来のキャリアに対する支援みたいなことは、どのように考えていますか。
上城:
そうですね。我々も、働きがい調査の結果では不安を抱えているポイントにキャリアに関するキーワードが結構上位に出てきていたので、組合として何かアプローチしたいと思いキャリアを考えるセミナーを開催しました。
天野:
時代からすると転職も当たり前になりつつあるかもしれないんですけど、会社としては長く働いて欲しいという想いは持っていますし、我々組合としてもそういう考えがあります。ただ、ニッスイで働く中でどういったキャリアがあるのかっていう情報がまだまだ不足しているなというのは我々も感じています。そういった意味では会社全体のことも知っている組合だからこそ、組合員同士の繋ぎ合わせとかマッチングなどに取り組んでキャリアについて考えるきっかけを作っています。組合は、そういう役割もできる組織なんだよっていうのを知ってもらいたいですね。
松本:
自分たちもこれからやっていきたいなと思っているんですが、キャリアを支援するっていうと、転職を検討するみたいなイメージもあるので、そうではなくて、自分が大切にしていることを改めて確認することで、それがいまいる会社でも達成できる、と知ることもできる、今の会社へのモチベーションを見出すきっかけにもなる、ということもお知らせしながらやっていけたらいいかなと考えています。そういったサポートを通して組合員が、日清の社員でよかったかなって思ってもらえるんじゃないかなと。我々もやっていきたいなと思っていたので、その話もお聞き出来てよかったです。本日は大変ありがとうございました。
全員:
ありがとうございました。
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